中学生のみなさん、ミステリーは好きですか?綾辻行人の名作『十角館の殺人』は、あなたを驚きとスリルの世界へと誘います。このブログでは、ネタバレなしで物語の魅力を紹介します。さあ、一緒に謎解きの旅へ出かけましょう!
|
あらすじ
ある孤島に建つ奇妙な十角形の館「十角館」。そこにミステリ研究会の大学生たちが訪れた。しかし、次々と奇怪な事件が発生し、彼らは命の危険にさらされていく。一方、本土ではかつてこの孤島で起きた惨劇の謎が再び浮上。現実と過去の事件が交錯し、真相に迫る緊迫の展開が繰り広げられる。読者を最後まで引き込む究極のミステリがここに。
だるまの感想
とにかく「ドキドキが止まらない!」これにつきます。
まず、場面設定が面白いです。「孤島」「十角館」「殺人」「過去の惨劇」このキーワードを並べるだけでドキドキしませんか?
非日常的な状況の中で物語は進んでいきます。犯人に翻弄される大学生たち。もう読む手が止まりません。特に、1つ目の事件が起きてからは、「途中まで読んで、続きは明日」なんてできませんでした。
「次は何が起きるのだろう?」「犯人はいったい誰なのだろう?」それを追い求めるうちにあっという間に読み終えてしまう。そんな小説でした。
中学生にオススメの理由
1つ目:圧倒的に読みやすい!!
僕は、講談社の新装改訂版の文庫本で読みましたが、とにかく文章が読みやすかったです。分かりづらいところは図があり、その場の状況をイメージしながら読むことができました。
また、「孤島で事件に巻き込まれる大学生たちの話」と「本土で過去の事件を追う話」が各章ごとに交互にやってきます。これがまた、たまりません。どちらの話も次の展開が気になる形で、話が進んでいくので、まるでドラマを見ているかのような感覚で読み進められます。
そして、この2つの話が絡み合う瞬間が、もうたまりません。
2つ目:最後の最後まで犯人が分からない
ミステリーを読むと、どうしても「犯人は誰なのか」ということを考えながら読んでしまいますよね。そして、途中で犯人が分かってしまって、あとはどんなトリックを使ったんだろうぐらいしか興味がなくなってしまう時もあります。
しかし、この小説は最後まで犯人が分かりません。「この人が犯人じゃないか」「やっぱり違うかなあ、、、」というのを何回も繰り返していくうちに結末がやってきます。(僕は3回ほど繰り返しました)
そしてたった1行で全ての謎を解いてしまいます。この爽快感も是非味わっていただきたいです。
まとめ
『十角館の殺人』は、孤島に建つ奇妙な十角形の館を舞台にした究極のミステリーノベルです。ミステリ研究会の大学生たちが次々と遭遇する不可解な事件と、過去の惨劇が絡み合い、緊張感溢れる展開が続きます。読者を最後まで引き込む驚愕の結末が待っています。中学生にも楽しめる、スリル満点の1冊です。
コメント